歴史Web (出版社の紹介ページ)
「光秀のブログ炎上」「関ヶ原実況スレ」 “あの時代にネットがあったら”が本に (ITmedia News)
古典的「ホームページ」やブログ・2ちゃんねる等のフォーマットで日本史を綴るパロディ本。……うーん、何かが違う。いきなり本でやっちゃったからかなあ。例えば先にそういうネタサイトがあって、それを書籍化しましたというのならまたちょっと違ったのかも。
と思ったけど、カネゴンの78ちゃんねるまとめブログ(現在閉鎖)を見て何となく納得。見比べると、本書は「がんばって勉強してパロディにしてみました」感が。つーか『カネゴン』できすぎ。ぜひ4/2以降も残してほしかった。閑話休題。
パロディ本としてはそんな感じだけど、どちらかというと「楽しく読めて中身も正しい歴史本」を売りにしているようだから、歴史よく分かんないけど小難しい本読みたくなーい、で2ちゃん文化に抵抗のない人にはいいのかも。
……と無責任に書いているけど、実は日本史すっぱり忘れた自分。微妙に楽しめなかったのはそれもあるかも。でもそしたら、「歴史よく分かんないけど〜」の人向けではないってことか?
2008年04月02日
藤井青銅(著)/金谷俊一郎(監修)『歴史Web』(日本文芸社)
posted by 築城 at 23:52| 本
2007年10月04日
佐野正弘『大人が知らない携帯サイトの世界 〜PCとは全く違うもう1つのネット文化〜』(毎日コミュニケーションズ:マイコミ新書)
PC文化とケータイ文化の摩擦が言われ始めてから、ほぼ初めてのケータイ文化紹介本。あくまで「紹介」ね。著者個人の経験や見方が延々語られるだけで、たとえばケータイ文化の人たちに聞き取り調査とかしているわけではないので、そこらへんは弱い。「別世界」を手っ取り早く知るにはいいんでは。
現在はPC文化=20代後半以上、ケータイ文化=10代〜20代前半?と比較的くっきり年代で分かれているので、PC文化とケータイ文化の違いがデバイスの違いから来るものなのか、あるいは年代の違いから来るものなのかがはっきりしない。今後ケータイ世代が社会人になってもケータイ小説は人気を博すのか、PC文化にはない何かが生みだされ続けるのか……が実は知りたかったんだけど、本書では語られず。5年待つしかないのか。
現在はPC文化=20代後半以上、ケータイ文化=10代〜20代前半?と比較的くっきり年代で分かれているので、PC文化とケータイ文化の違いがデバイスの違いから来るものなのか、あるいは年代の違いから来るものなのかがはっきりしない。今後ケータイ世代が社会人になってもケータイ小説は人気を博すのか、PC文化にはない何かが生みだされ続けるのか……が実は知りたかったんだけど、本書では語られず。5年待つしかないのか。
posted by 築城 at 23:01| 本
2007年06月23日
ゾルゲ市蔵『ゾルゲ大全集(下)』(マイクロマガジン)
ゾルゲ大全集 (サンプルページ、CD試聴あり)
『ユーゲ』よりぶっ壊れたマンガが、増刊の方とはいえ『モーニング』に連載されていたという事実が未だに受け入れられない……講談社の懐が深すぎたのか、業界自体がアレな時代だったのか。
あとはバカゲー本などにちょこっと描いた一発ネタが多く、実は結構ここらへん読んでるなあ。いいんだ目当てはCDだから。もちろん『セガガガ』サントラ持ってますよ。復刻版じゃない方。
『ユーゲ』よりぶっ壊れたマンガが、増刊の方とはいえ『モーニング』に連載されていたという事実が未だに受け入れられない……講談社の懐が深すぎたのか、業界自体がアレな時代だったのか。
あとはバカゲー本などにちょこっと描いた一発ネタが多く、実は結構ここらへん読んでるなあ。いいんだ目当てはCDだから。もちろん『セガガガ』サントラ持ってますよ。復刻版じゃない方。
posted by 築城 at 23:01| 本