2022年01月18日

BOOX Leaf

 電子書籍、うちではこんな感じの使い分けになっていた。
 文字ものはどうも液晶画面だと目が疲れる(ついでに、タブレットはメールやブラウザ等も使っているので、通知が来たり何だりで気が散る)。やっぱE Inkよねー。となると、うちの環境では文字ものはKindleストアで買うしかなくなるわけで。

 ついでにうちのPaperwhiteは第5世代=9年前の代物で、システムアップデートもとっくに終わり。確かマルウェアを仕込まれたKindleコンテンツを開くと第三者に乗っ取られるバグがあったんだけど、その修正にも非対応。それもどうにかしたいと思っていたところにこれですよ。

BOOX Leaf - SKT株式会社

 E Ink採用のAndroidタブレットであるBOOXシリーズ、以前から気になってはいたんだけど、それまではカラー画面だったりペン入力があったりで、私のような電子書籍を読みたいだけの人間には不要な機能も。
 それが今回、モノクロ!ペン入力なし!ついでに軽くして電子書籍リーダーの決定版!を出してくるからもう。それでもお値段でちょっと悩んでたら、家族に買ってもらいましたマル。思えばKindle Oasisと同じ価格帯じゃないか。そしたらストア縛りがない分、こっちの方が安いよねうん。

 セットアップはA41枚の簡易ガイドがついてくるので、基本迷うところはなく……ちょっと読みにくいけど。これで理解できる人が買うものだとは思うけど、個人的にはもうちょい分かりやすく手直ししてもいいのでは感。閑話休題。
 当たり前だけど、「E Inkの呼吸」を知る者が買う端末ではありますね……1タップしてから次の入力を受け付けるまでに一呼吸置く。つい液晶端末を操作する感覚でタップして、あれ動かないーとなるので。

 ストアアプリのインストールまで終われば、あとは今までと変わりなく。いろんなストアの本をとっかえひっかえ読むような使い方だと、アプリの切り替えにちょっと時間かかるだろうけど、私は1冊読み終えるまで他の本を開くことはあまりないので、普段は電源入れて続きから読む→終わったら電源落とす、で待たされるようなことはない。

boox_leaf.jpg

 今のアプリ画面はこんな感じ。デフォルトでブラウザや音楽プレーヤー等いろいろ入ってるんだけど、全部「使わないもの」フォルダに放り込む(笑)
 画面下の「書庫」「ストア」「保管庫」はメーカー公式のサービス用らしいので、使う機会はなさそう(正直これも消したい)。

 Leafの名の通り薄い&軽いし、右利きの私は左手で端末を持つことになるので、左側のベゼルが太めなのもナイス……だけど、上の画像のように片手で端末の左右を掴むように持つには、私の手ではちょっと疲れるくらいの幅(私の手が小さいせいで、一般の人はそこまでではないと思われる)。そんなことより質感がよくて、チープさがない。

 上の画像にあるように、Kindle・Bookwalker・BookLiveアプリを使っているけど、それらで画面表示やページ送りも今のところ問題を感じない……けど詳しい使用感は世間のレビューにお任せ。

 純正カバーは未購入。基本外に持ち出すことはなさそうなのでこのままでいいかな。カバーをつけると、
  • カバー開閉で電源オン/オフができる
  • 音量調節ボタンがついてくるので、それでページ送りができるようになる
らしい。そこに魅力を感じるならつけた方がいいかも。

 そんな感じで、Kindle以外のストアで買ったものの、液晶画面つらいーと言い訳しながら積んでいた文字ものを消化中。これからはどのストアからでも自由に買える!と大満足なのです。
posted by 築城 at 17:04| モノ

2018年11月26日

Pixel 3追記

 ほぼ前の機種(Xperia Z5 compact)との比較なので、あまり有用な情報ではないとは思うけど。

・指紋認証便利
 前の端末はサイドの電源ボタンで指紋認証できたんだけど、コツがいるというか、失敗することの方が多くて結局使わなくなった。今度は背面で指先全体を使うせいか、認識率高し。

・ポケモンGoを起動してても熱くならない
 前は爆熱SoCだったので。2017年のポケモンGoスタジアムで、ミュウツーを前に熱暴走始めたときは泣いた。

・バイブレーション&カメラのシャッター音がけたたましくない
 バイブレーションは「クッ」とこもった感じで、ビリビリいわないのが個人的に好感。シャッター音もあからさまな「パシャッ」という音ではないので、これで静かな場所でも周囲を気にしなくていいかも。

・電波がしっかり入るようになった
 これは、前の端末がプラチナバンド非対応だったからなんだけどね(知ってて買った)。

・大きい
 横幅は前の端末とほぼ変わらないので、それならこの小さい手でも落とすこともないだろうと思って購入に踏み切ったんだけど、やっぱ普通に縦長いわー(当たり前)。上の方は親指届かないので、よく使うアプリは下に配置。
 あと、親指が下端に届くように持つと、本体の真ん中よりやや下をホールドすることになり、その分上が重くなってぐらつくということに気づいた。前の端末はほぼ真ん中を持っていたので、ぐらつく感じはなかったんだよね。落下の原因ってこれかと。ストラップつけてるけど気をつけないと。

・ケースの選択肢がない
 ストラップないとダメゼッタイな個人的事情によるものなんだけど……ストラップホールつきのケースって、現状これしかないような(公式にリンク貼ったけど、Amazonで売ってる)。
Pixel 3 RINGKE FUSION
 ストラップを無視できれば、楽天あたりで色柄そこそこ選べる。はず。

・通知用のLEDランプがない
 買ってから気づいた。自分の使い方だと、なくてもそんなに不便はないけど。

・不具合の件
 先述の通り、おサイフケータイアプリが起動しない問題で本体交換済み。ネットでは他に「Wi-Fiにつながらない(Wi-Fiルーターとの相性の可能性?)」というのを見かけたけど、うちでは今のところそれらしき症状なし。メモリ管理の不具合(Googleが対応予定)も、そこまでヘビーに使っていないのでよく分からず。というところ。まあ細々あるようで。

・配送の件
 自分は 10/18予約→10/31発送(香港)→11/5着 と最短で届いた感じ。ネットでは、予約開始日(10/10)に予約したのに届いたのはもっと後、という人も複数見かけたり。実はNexus 7のときも予約順が発送順じゃなかったり、発送されたのに全然届かないといった話があったので、今回も正直ありうるなあという感じではあり(それでいいわけじゃないけど)。

 修理・交換や配送のことを考えると、回線にこだわりがなければdocomoやソフトバンクで買った方がよいかもね。そっちで買ってもキャリアのアプリは入っていないらしいし、キャンペーン等で安くなったりもするだろうし。
posted by 築城 at 14:52| モノ

2018年11月25日

Pixel 3買った

 最近のスマホ歴はXperia Z1 f → Xperia Z5 compact(香港版)。Xperiaは個人的に好きだし、compactサイズはなかなかないのでがんばってほしかったけど、おサイフ対応のSIMフリー機が出ないのと、このところの動向見て希望が持てない感じもあり。
 自分の手が小さい&小さきもの好きなので、昨今のスマホ巨大化の流れは厳しいものがあるんだけど、とはいえもうこの流れは止められないだろうなーと、5インチ未満という縛りは半ばあきらめつつ物色していたところにPixel 3登場。

・アップデート3年保証+真っ先に来る(はず)
 アプデがなかなか降ってこないのはAndroidの宿命だけど、Xperia香港版はまさかの国内キャリア版にすら遅れをとり……キャリア挟まない方が早いと思い込んでたのは間違いでしたはい。そもそも、アプデの度に「うちの機種は対象だろうか」と気にするのもやや疲れた。ならiPhoneにしとけというツッコミは受け付けない。

・SIMフリーでおサイフケータイ
 月3GBすら余らせるライトユーザーだし、情弱なのでキャリアの複雑な契約条件分かりませーん。なのでキャリアには戻りたくない(今はIIJmio利用)。それでおサイフって選択肢少ないのですよ。国産メーカーだとSHARPぐらいか。しかし次で選択から外れる。

・キャリアやメーカーの余計なアプリが入っていない
 限りあるメモリ、最大限ユーザーの自由に使わせてください……。

 つまるところ「Nexus 7のよき思い出」に尽きる。初代(Wi-Fi版)を使っていたんだけど、余計なアプリは何にも入ってなくて、アップデートは速やかに来るし、本当によいものだった。安かったし(それか)
 逆に、Pixel 3で大々的にフィーチャーされているカメラ性能はあまり興味なく。Googleレンズは面白そう(実際自分がどの程度使うかはさておき)とは思ったけど、少し待てばPixel以外のAndroid端末でも利用可能になる(実際なった)というし。

 お値段だけがすばらしくネックだったけど、周りを見渡せば他もハイエンド機は似たり寄ったりの値段だし。この1年、家人がちょこちょこガジェット買ってるのを横目で眺めてるだけだったし。と買う理由だけを握りしめてポチっとな。

 ……そしていきなりおサイフケータイが使えない不具合に遭遇して本体交換。というアクシデントがありつつ使用開始。細々雑感はあるけど、ガツンときたのはやはりこれ。

 (興味がなかったはずの)カメラの鮮明さスゴこわい。

 発売前から暗視カメラかと言われるぐらいの夜景モードが話題だったけど、まあ自分は夜景なんて撮ることほとんどないしーと思いながら何気なく前の端末をブツ撮りしたら――黒い画面に映り込む、周囲のものの鮮明さ。思わずPixel 3から目を離して、肉眼で確認していた。明らかに肉眼よりPixel 3を通した方がはっきり映り込みが見える。逆に、自分の目ってそんなにポンコツだったのかと。(一応まだ裸眼、老眼は始まってるかも)

Googleの新スマートフォンPixel 3の「夜景モード」が問いかけるもの(あるいはAIとはなんなのかという実感について)|Takahiro Bessho|note

 こちらの解説記事など読むと、プロが手間暇かけてやっていた処理を、AIによって瞬時にやってのけているのだとか。写っているものを最大限引き出す、いわば眼の拡張。別に嘘や想像で描き足しているわけではない――のは分かっているんだけど、あまりに肉眼を越えていて、拡張と呼んでいいのか未だにためらう。近眼の人が眼鏡をかけたみたいなもの、のはずなんだけど。

 こうして記憶もより鮮明になっていくのか。全てが白日の下にさらされたような風景になるのか。そのうち、見たままを写すために「肉眼フィルタ」をかけるようになるのかもしれない。さらに視覚だけでなく、聴覚や触覚も拡張されていくのか――いろいろ妄想はかどる。

 その数日後、

Googleの「Pixel 3」からはじまるデバイス側でのAI処理 - PC Watch

 今度はこの記事を読んで、ここら辺の処理を端末側でやっていると知ってさらにびっくり。そうね、ネットにつながってないと写真加工できませんってことないよね……。
 処理後の結果をクラウドに上げて平均化。端末が遊んでいる間にもエラー訂正。はー。

 そういえば、初日にやたらギラついていた画面も2,3日で落ち着いたり、(これは自分はあんま実感なかったけど)最初はガンガン減っていたバッテリーも数日で長持ちするようになるそうで、それも使用状況から端末が学習・最適化しているとのこと。何なのこの手のひらのAIモンスター。おそらく他の端末でも同様の機能はあるんだろうけど、こうも素人がすぐ実感できるレベルで、ってのはすごいなと。

 そんなにごりごりスマホ使い倒すわけでもないのに買っちゃったよー高いのにーと若干マイナス気分もあったんだけど、今ではそんなのも吹き飛び。持ってるだけで何か面白そうなこの端末、買ってよかったですよ。


 ……そう、やっぱ自分はライトながらもオタクで、実用性やコスパよりは「面白そうな」端末がほしかったんだなあと再認識。かれこれ丸4年になるXperia Z3 Tablet Compactの方が先に買い替えなきゃいけないのに、うだうだしながらそうしないのもつまるところ「面白そうな7インチのタブレットがないから」なのね……たぶんタブレットでこの先そういうものは出なさそうだけどどうなる。せめて余計なアプリレスであれば買い替えるので、Nexus 7(2019)とか出してくれないかな。
posted by 築城 at 06:22| モノ