……と振り返る気になるぐらい、今年はいろいろあった年だったんだなあと思う。正確には「(自分がやろうと思った/意識したことが)いろいろあった年」。本を読みゲームをやり、ライブや美術館にもまた行くようになった。少しまとまった文章を書こうという気にもなってきた。
下の子が幼稚園に入って、自分1人の時間が増えたこと。あと手がかからなくなってきて、意識がそれ以外にまた向くようになってきたこと。がデカいかな。それまでの数年が逆に夢のようにすら思えてきて、「子育ての大変な時期は一瞬、その時しかないんだから大事に」という言葉がしみじみと……思えるほど人間できてないので、終わりを惜しむより祝う感じだわ今はまだ。
でも博物館系のところも新たに行くようになって、それはやっぱり自分一人では触れることのなかった世界だろうとも思う。そういう出会いも楽しみにしつつ、静かに1年を終える。……大みそかのデパ地下という戦場を乗り越えてからな。
2012年12月29日
自分的電子書籍元年
日本の電子書籍元年が来る来る詐欺になりつつあった今年、何か電子書籍リーダーほしいなと思い始めたのは今年の春頃。
ただひたすらに求めたのは「置き場所を気にせず本を買いたい」。あの頃、急増する子どもたちの本を置く場所に困って、自分の本が入っていた棚を明け渡したりしてたので、気になる本があっても置き場所がまず気になって。図書館にあるものは極力そっちで借りるようにしたこともあったけど、読みたいときには大抵貸し出し中。順番待ってやっと借りた頃には、すっかり読みたい熱が冷めてて結局未読。……そのくらい置き場所が悩みだったんですよ奥さん。だから、それから解放される電子書籍は本当に魅力的。紙の本より安くなくても、下手したら多少高くてもいいぐらいに思ってた。
正直、国内の電子書籍ストアの点数は未だ選べるレベルではない。けど、文庫・新書の類なら、過去のものは無理でもこれから出る分については大体電子化されるようになってきたのかな、という感触もあり。それなら今から買う分だけでも極力質量レスに……ホントに置き場に困ってたんだな自分。
※あ、「読み終わったら処分」という選択肢はなし。昔、「もう読まないよねー」と処分した本が後で必要になって泣いた経験があるでな……。
Kindleが今年中に来るとか来ないとかいってるなー、うーんどうしようかなーと悩んでいたところに楽天Koboの発売即騒動があり、でもその前後の電子書籍界隈の盛り上がりで端末ほしい熱だけが過熱して、SONY Reader(PRS-T1)を買ったのが7月の話。
Readerストア使いにくいとか、T1買った直後にT2が出たりもしたけれど、あのときはベスト、というかほぼ唯一の選択肢だったと思う。品揃えの問題はおそらくAmazonでも同様だろうと思っていたし(現にそうだった)。
置き場所を気にしないというささやかな幸せを感じ……るほど買う本はストアになく、まあそれでもePubリーダーとしても活用しつつReaderで何冊か本を読んだところで、いよいよKindle発売。そうかーPaperwhiteかー、T1よりちょっと解像度高いんだよね。そして予想より安かった値段を見た瞬間にポチっと。スペックが違うことを言い訳に値段で衝動買いと申しましょうか。活字読むにはT1の解像度で十分なので、結局言い訳にもなっていないというオチもあるでよ。
そしてKindle PW到着。PCでKindleストア眺めて、とりあえず気になっていた本のサンプルをポチり。――数秒後にPWにそのサンプルが落ちてきたことが少なからず衝撃だった。……すみません嘘つきました。本当はPWの前にNexus7+Kindleアプリで試してそこで衝撃受けてました。閑話休題。
話に聞いて知ってはいたけど、体験してやっと実感したというか。Amazonの1クリック購入は使ったことないし、世間で絶賛されるアレそんなにいいの?と思っていたけど、ここに来てやっと分かりましたよええ。E-Ink端末って、今のスマホやタブレットの操作に慣れると本当に反応遅くて、ページめくる以外の動作は極力したくないんだわ。だから、購入からダウンロードまでの数ステップが省けるだけで全然違うしありがたい。
おかげでサンプル試し読み程度でも気軽にできちゃう(Readerでは何か面倒で結局指名買いしかしてなかった)ので、PW来てもしばらくサンプルリーダーだったのは内緒。いやホントにさっくり手元に来るんだもの。
そしてたまの外出時。本来ならドヤ顔でE-Ink端末持ち歩くところだけど、3DSをLLに買い替えたら思いの外でかい&重くてな……他の荷物は極力減らしたい軽くしたい、というときもあるのですよ。そこでiPhone+Kindleアプリ。家で読んでた本が荷物増やさずそのまま出先で読める。これ自分的には結構無視できない。出先だと長くても数十分の暇つぶしなので、液晶&小さい画面でも目の疲れはそれほどではないし。ReaderもAndroidでアプリ出てるけど、iOSで出ないかなあ。
とReaderのdisりになりそうだけど、現時点ではReaderストアにあってKindleストアにない(あるいはKindleストアの方が入荷が遅い)本って結構とあるので、買った本の冊数はReaderの方が多い。ただこれも、しばらくすれば揃ってくるだろうから、そのときにReader陣営がどうするのかどうなるのか。両方をハシゴしながら見守る所存。
そんなこんなで一連の電子書籍リーダー騒動のあと、また紙の本を買うようになった。ここ半年ほど電子書籍界隈を眺めていて、新刊でも(出版業界の大半を占める)中小出版社のものはなかなか電子化されない現状が分かって諦めがついたのが半分。そして、本読みたい熱復活が半分。そう、一連の電子書籍騒動のおかげでまた本を読む気になった。自分的にはこれが一番よかったことかもしれない。本楽しいよ本。
ただひたすらに求めたのは「置き場所を気にせず本を買いたい」。あの頃、急増する子どもたちの本を置く場所に困って、自分の本が入っていた棚を明け渡したりしてたので、気になる本があっても置き場所がまず気になって。図書館にあるものは極力そっちで借りるようにしたこともあったけど、読みたいときには大抵貸し出し中。順番待ってやっと借りた頃には、すっかり読みたい熱が冷めてて結局未読。……そのくらい置き場所が悩みだったんですよ奥さん。だから、それから解放される電子書籍は本当に魅力的。紙の本より安くなくても、下手したら多少高くてもいいぐらいに思ってた。
正直、国内の電子書籍ストアの点数は未だ選べるレベルではない。けど、文庫・新書の類なら、過去のものは無理でもこれから出る分については大体電子化されるようになってきたのかな、という感触もあり。それなら今から買う分だけでも極力質量レスに……ホントに置き場に困ってたんだな自分。
※あ、「読み終わったら処分」という選択肢はなし。昔、「もう読まないよねー」と処分した本が後で必要になって泣いた経験があるでな……。
Kindleが今年中に来るとか来ないとかいってるなー、うーんどうしようかなーと悩んでいたところに楽天Koboの発売即騒動があり、でもその前後の電子書籍界隈の盛り上がりで端末ほしい熱だけが過熱して、SONY Reader(PRS-T1)を買ったのが7月の話。
Readerストア使いにくいとか、T1買った直後にT2が出たりもしたけれど、あのときはベスト、というかほぼ唯一の選択肢だったと思う。品揃えの問題はおそらくAmazonでも同様だろうと思っていたし(現にそうだった)。
置き場所を気にしないというささやかな幸せを感じ……るほど買う本はストアになく、まあそれでもePubリーダーとしても活用しつつReaderで何冊か本を読んだところで、いよいよKindle発売。そうかーPaperwhiteかー、T1よりちょっと解像度高いんだよね。そして予想より安かった値段を見た瞬間にポチっと。スペックが違うことを言い訳に値段で衝動買いと申しましょうか。活字読むにはT1の解像度で十分なので、結局言い訳にもなっていないというオチもあるでよ。
そしてKindle PW到着。PCでKindleストア眺めて、とりあえず気になっていた本のサンプルをポチり。――数秒後にPWにそのサンプルが落ちてきたことが少なからず衝撃だった。……すみません嘘つきました。本当はPWの前にNexus7+Kindleアプリで試してそこで衝撃受けてました。閑話休題。
話に聞いて知ってはいたけど、体験してやっと実感したというか。Amazonの1クリック購入は使ったことないし、世間で絶賛されるアレそんなにいいの?と思っていたけど、ここに来てやっと分かりましたよええ。E-Ink端末って、今のスマホやタブレットの操作に慣れると本当に反応遅くて、ページめくる以外の動作は極力したくないんだわ。だから、購入からダウンロードまでの数ステップが省けるだけで全然違うしありがたい。
おかげでサンプル試し読み程度でも気軽にできちゃう(Readerでは何か面倒で結局指名買いしかしてなかった)ので、PW来てもしばらくサンプルリーダーだったのは内緒。いやホントにさっくり手元に来るんだもの。
そしてたまの外出時。本来ならドヤ顔でE-Ink端末持ち歩くところだけど、3DSをLLに買い替えたら思いの外でかい&重くてな……他の荷物は極力減らしたい軽くしたい、というときもあるのですよ。そこでiPhone+Kindleアプリ。家で読んでた本が荷物増やさずそのまま出先で読める。これ自分的には結構無視できない。出先だと長くても数十分の暇つぶしなので、液晶&小さい画面でも目の疲れはそれほどではないし。ReaderもAndroidでアプリ出てるけど、iOSで出ないかなあ。
とReaderのdisりになりそうだけど、現時点ではReaderストアにあってKindleストアにない(あるいはKindleストアの方が入荷が遅い)本って結構とあるので、買った本の冊数はReaderの方が多い。ただこれも、しばらくすれば揃ってくるだろうから、そのときにReader陣営がどうするのかどうなるのか。両方をハシゴしながら見守る所存。
そんなこんなで一連の電子書籍リーダー騒動のあと、また紙の本を買うようになった。ここ半年ほど電子書籍界隈を眺めていて、新刊でも(出版業界の大半を占める)中小出版社のものはなかなか電子化されない現状が分かって諦めがついたのが半分。そして、本読みたい熱復活が半分。そう、一連の電子書籍騒動のおかげでまた本を読む気になった。自分的にはこれが一番よかったことかもしれない。本楽しいよ本。
posted by 築城 at 07:09| ネット