■ TC-K555ESL

 十数年前、一人暮らしを始めた記念に買ったカセットデッキ。秋葉原で当時8万円ぐらいしたかな。もったいなくてダビング専用機。お世辞にも違いが分かるとはいえない自分の耳でも、3ヘッドの音はクリアな気がした。

 しかしその後、MDに移行してお蔵入り。引っ越しや押し入れの整理のたびに処分を検討しつつも、踏ん切りがつかずに現在に至る。でも先日の部屋の模様替えで決めた。ここで使われず(そして収納を圧迫すると邪魔にされつつ)朽ちるぐらいなら、まだ必要としている誰かに。
 オークションは面倒なので、店に買い取り(引き取り?)してもらおうかな。いずれにせよ動作確認。数年ぶりに箱から引っ張り出す。

 ……思い出した、これで毎回踏ん切りがつかないんだった。この無駄な重々しさ、存在感。スペックや機能ではなく、モノとしての魅力。今のオーディオ機器にはおそらくないもの。

 かろうじて残っていたテープで動作を確認したものの、未だ買い取りの問い合わせならず。アホだ自分。