2006年07月 の記事

2006年07月03日

■ 宮部みゆき『ブレイブ・ストーリー』(角川書店)

 後半追い込んで読了。小説読んだのは久しぶり。

 ごく普通の小学生の家庭に突然訪れた、家庭崩壊の危機。両親の離婚を阻止すべく、主人公は謎めいた転校生に誘われて「幻界」に旅立つ。たどり着いた者の願いを叶えてくれるという「運命の塔」を目指して――。てな感じ。

 設定や各エピソードはコテコテの、悪く言えばステレオタイプなRPG。なのにそれが陳腐にはなっていないのは、幻界に旅立つまでの主人公の日常や背景が丁寧に(長々と)書かれているのが大きいと思う。幻界の出来事が主人公の「現世」で得た知識や体験を元に描かれ、またそれが「現世」とオーバーラップする。ファンタジーだけど絵空事ではない。主人公にとっては幻界もまた「リアル」なのだと。
 あとはやっぱり筆力かねえ。ウスバカゲロウの一生すらベストセラーにするかもしれないと思う、この人は。

 個人的に、RPGを揶揄する方向に行っていないのもマル。旅を始めた最初の頃、主人公がどうしたらいいか分からず、自分のやっていたRPGの記憶を引っ張り出して「うーん違う」と悩む……という場面が時々あるけど、別にそれでRPGのお約束をバカにするわけではなく、単に主人公の体験の中にそれがあるから、幻界理解の手がかりとして使われるだけ。それどころか、読み進めるうちにRPGに対する愛を感じる。のは単に作者のゲーム好きを知っているからかも。でも、RPG永遠の命題、「勇者はなぜ世界を救うのか」に対する、作者なりの答(の一つ)でもあるんだろうなあこれ。

 1冊目の大半を小学生の日常やドロドロ家庭崩壊劇に費やしているので、冒険ファンタジー小説!と思って読み始めると挫折するかも(※)。そこをちゃんと読み進められればハマると思う。

※そういう意味でスニーカー文庫の4分冊は罪だ……ファンタジー小説なのに1冊目はたぶん幻界にたどり着かない(笑)

■ バケツひっくり返し初体験日記

 雷が鳴ったと思ったらあっという間に雨、というか水柱が斜め横から飛んできて、喫茶店の看板を吹っ飛ばしていった。そこから30分もしないうちに元通り晴れるところまで、ずっとニュースの映像を見ているようで激しく現実感がない。その時屋外にいなかったから言えることだろうけど。つーかマジで自転車こいでる時じゃなくてよかった。これからは、天気予報で「夕立の可能性あり」といわれたらこれを警戒しなきゃならないのか。いつから日本はスコールが降る気候区分になったんだ。

2006年07月05日

■ メールアドレス変更&非公開化

 スパム疑いのメールをチェックするのにいい加減疲れたので、メールアドレス変更&メールフォーム設置して、ネット上には公開しないようにしました。以前のアドレスをご存じの方は、アカウントの「づ」の部分を「dsu」で綴っていただくと変更後のアドレスになりますのでよろしう。とここで書いて済ますな>自分

 以前のアドレスはばっさり削除してますので、メール送っても戻ってきます。もしタイミング悪く送っていた方がいらしたらすいません。ってまあまずいないだろうと思って迷うことなく削除したけど。つまりはその程度のメールしか来てなかったってことさーははは。まさしくスパム受け。rimのアドレスもいい加減切るかなあ。

■ メールフォーム設置雑感

 久しぶりにHTMLいじって、レイアウトとかを合わせるために既存のページも見たりして、あまりのソースに鬱。いい加減 hr なくそうよ自分。Transitional宣言ってればいいってもんじゃないだろうと。と数年前にも言っていた気がする。でも腰が上がらない……かくして世間のblog化が加速する。
 いや実際、こんな簡単なフォーム一つ設置するだけでも面倒に感じる自分がいた。スタイルシートである程度楽になっているとはいえ、入力・確認・完了・エラーと4つ画面をつくるのが面倒で面倒で。もう旧コンテンツのメンテはできないかも。

 そんなに面倒なフォーム設置を今回やったのは、ひとえに逃避ですよええ。このところ、メールで済む用を電話してこられることが何回かあって、モチベーション下がりまくり。「メールより電話」属性なのは仕方ないにしても、急ぎでもないのになぜわざわざ夕飯時にかけてくるのかとか、そんな大事な仕様変更をメールで残しておかなくて大丈夫なのかとか。うだうだ。

2006年07月06日

■ bbsのURL再変更

 再度掲示板スパマーに捕捉された……ディレクトリ&ファイル名からbbsの文字を削除してみたけど、いつまで持つか。投稿時に日本語チェックでもかけるかと思ってスクリプト眺めてみたけど断念。

掲示板改造支援サイト - 迷惑な掲示板スパム・掲示板荒らし行為の完全排除を目指して -

 有名どころの掲示板スクリプトに、スパム対策機能を付加するスクリプトを配布。しかし私が使いたそうなスクリプトはなく。

C−BOARDとほほ実験室

 スレッド・ベタ両方の表示が可能という点で比較的ひかれるスクリプトなんだけど、画像でワンタイムキーを生成する方法は画像OFF環境とかだとアウトなので避けたい。

 いやそもそも、日記と掲示板の連携話とかもあるし……となるとすっかりドツボに。そして今日も逃避行動。

■ Cocco『ザンサイアン』

ビクターエンタテインメント内紹介ページ (試聴あり)

 先行シングルの『音速パンチ』を聴いて、活動休止前にない曲調ながらこういうのも好みー。と思って聴くと、必ずしもそればっかりではないと気づく。私の場合、ロックど真ん中とかブルースっぽいのはダメだった。SINGER SONGER的ポップスとかアコギのみのしっとり系とか、全体的には好み曲の方がやや多いんだけど。

 それだけ前より引き出しが多くなっているということでもあり、歌うたいとして長生きできそうでよかったような。迷っている人は、上記ページで全曲試聴してからの方がいいと思う。

2006年07月07日

■ モノ日記

 重曹掃除の落ち具合に癒される今日この頃、クエン酸も買ってみる。流しや風呂のカルキ水あかが落ちたー。ポイントはひたすら待つこと。クエン酸水をかけて一晩待つべし。「そろそろいいかなー」とか思って数時間で掃除に入ると後悔する。


トータスペット(D) (亀の子束子西尾商店)

 正統派梅雨空の今日この頃、泥が玄関内に持ち込まれることが増えたため購入。厚みがギリギリドアの下を通らなかった……玄関脇に設置。それなら同じシリーズでもっと立体的な奴の方が、置物っぽくていいかもしれない。

2006年07月08日

■ 佐々木俊尚『グーグル Google 既存のビジネスを破壊する』(文春新書)

 ネットセケンを見る限り、梅田望夫『ウェブ進化論』(ちくま新書)とセットで読まれている感じ。筆者はどこかで見たことあると思ったら、impressで『インターネット事件簿』を書いていた人なのね。

 オビにあとがきからの引用があるんだけど、それが本書の内容すべてというある意味潔い本。Googleが個人や中小企業にチャンスを与え、伝統的な企業やビジネスのあり方をガシガシ破壊していきつつも、一方で新たな権力として君臨する危険性をそれぞれ実例を交えて分かりやすく紹介している。「Googleって検索サイトでしょ?」ぐらいの認識の人に一番面白いのでは。『ウェブ進化論』とだいぶかぶる(というかGoogleに焦点を当てて一部抜粋という感じ?)ので、そっちが既読の人はあまり得るところないかも。

 そこら辺の情報よりは、未来予測の部分がよくも悪くも夢があるというか。ユーザ一人一人の好みや志向、ネットでの一挙手一投足を蓄積していくGoogle。やがて生身の身体以外のすべてが、サイバースペース上に複製される日も来るかもしれない――とか。なまじ現状の解説が身近な実例を元にしていてリアルなだけに、最後の方になるとそんな話も十分ありかもと思えてしまう。サイバーな未来を思い描きたい人にお勧め。かも。

2006年07月10日

■ bbsのリンク切れとメールフォームの不具合修正

 でございました……教えてくださった方に感謝。というか場当たり的にディレクトリ名を変えてはいけない。すみません。今の案件が片付いたら、例年通りだと少し暇な時期なので、その時サイト全体を見直そうかと。コンセプトは楽な管理。いや永遠のテーマだなそりゃ。

 このところぶつぶつと唱えている「日記と掲示板の連携」は、よく考えたら別々のスクリプトで動いている状態ではまず無理じゃんということに今さら気づく。そこら辺をまとめて構築するには、XOOPSみたいなCMSということなのか。それじゃあまりに大げさだし、自分の手に余る。楽な管理楽な管理。

■ 音楽近況

 ashadaのファーストアルバム予約開始をメールで教えていただく → MusicTermで5000円以上500円引きキャンペーン中 → 別のCDと2枚予約予定。なぜか。必然か。

 KOKIAのサイト内で6/14のライブ映像が一部公開されているんだけど、いずれも新曲で、めでたく趣味路線に戻った模様。これは絶対メジャーで売れんわ(←もちろんほめ言葉)。次のアルバムは多分買う。

 ああそして、ぼちぼち夏祭の新作情報が出てくる同人セケン。既に試聴待ちのアルバムもいくつかあって、散財の夏になるやも。

2006年07月17日

■ 近況

 この作業量なら何とかなるかーと思っていたら、1個忘れていた案件が来てとたんに修羅場へ。普段なら週末でもメール投げればわりとレスポンスがあるのに、どこもぴたりと音沙汰がないことで連休を知る。と自分も遊びに行ってて言うことではないけど。足こぎボートの筋肉痛と締切、どっちが早いか競争だー。←ヤケ

 そんな感じなので、ASHADAのCD来たのにちゃんと聴けてない。修羅場中のBGMは聴かせるものではなく歌えるものでないとダメなのよ。我に(カラ)元気を。

2006年07月21日

■ 日記

 美容院に行ったら、今まではまがりなりにもファッション誌が席に置かれていたのに、今日はとうとう『オレンジページ』と『ESSE』に。この人身なりに構ってない、と思われたってことだよな。と思うと微妙にショック。でも「素材2つで1品レシピ」はためになった。←負け

 でも一応ショックだったので、その後の買い物は服屋も見てみる。何かダメだ。というか、今年はバーゲン強気? この時点でまだプロパーな真夏物があったり。

 で結局本屋へ。白田秀彰『インターネットと法の慣習』(ソフトバンク新書)が出ていた以外は収穫なし。このところ、出会いの運を音楽方面に使っちゃっているせいもあるかもしらんが、リアル本屋から足が遠のいて、本を探す勘がすっかり鈍ったのが大きい気がする。実はこの間、数年ぶりに図書館に行って、IT関係の本がついぞ見つけられなかった……。

2006年07月25日

■ インディーズ市場雑感

ミュージックファンド

 朝、珍しくNHKのニュースなど見ていたら、これを取り上げていたので。インディーズのアーティストが、アルバムを出す資金を集めるために利用するファンド。一口数千円〜2万円なら、「この人のアルバムのためなら金出す」というファンは少なくないような気がする。

# 関係ないけど、Cosa Nostraがこんなところにいてびっくりした。

 インディーズもいろいろ便利になったなあと思いつつ、市場で時々見られるアレなマネージメント会社が淘汰されてほしいと個人的には。通販やライブチケットの申し込みをしてもレスポンスがないor遅い、サイトは作りっぱなしor更新が遅い、メールマガジンをBCCでよこしてくる……etc。そんなにマネージメント料もらってねーよ、ということなのかもしれないけど、客には関係ない話だし。
 やる気がないのもさることながら、素人仕事なのも嫌だ。「手作りの運営」といった言葉を勘違いしているというか。ある意味こっちの方がタチが悪い。そういうところに好きなアーティストが引っかかりませんように。

■ Scrobble again

Last.fm - The Social Music Revolution

 というわけで、exciteでLast.fmサービスイン。しかしこの、英語直訳なテキストにそこはかとなく先行きの不安が。こういうところに本気度って出るよね。と言いつつ、AudioScrobblerのアカウントがそのまま使えるようなのでとりあえず。

 Winampでカラ再生しつつ、実際曲を聴いているのはgigabeatの方なんだよなあ。空しい。と思っていたら、iPodならYamiPodなるツールで再生履歴をLast.fmに反映できるらしい。やっぱそうでなきゃ。でもgigabeatは無理だよねしくしく。元々iTunesの曲管理を嫌ってそっちにしたのは自分だし。

2006年07月28日

■ 近況

 タスクがないわけじゃないけど、比較的まったりと。でも本来ならもう2、3件抱えているはずなので、要はそれが先延ばしになっているだけなわけで。そしてお盆進行が見える未来予知。

 どこかでテレビの「ながら見」の話を読んで、そういえば自分は「ながら見」できない方の人間だ → 「ながら見」ができるということは、画面を見ていなくても耳から有用な情報が入ってくれば反応できるということだよね → 自分は耳から入ってくる言語情報を処理する能力が低いのかも、と気づく。普段人と話していて、声は聞こえているのに言葉として把握できないことが結構あるので。ラジオ番組全般や、テレビでもトーク中心の番組がダメなのももしかしたらそれなのか。そうかーそうなのかーと数十年来のもやもやがちょっと晴れる。……これって結局「なんちゃってLD」では。

※言語処理云々以前に、単に目の前のもの以外に意識を分散させられないだけという話もあり。

■ ヤフる

 傘立てがほしいなあと思ってネットをぐぐる。もしかして世の中に傘立てというものはこれしかないのか、と思うぐらい似たようなものがずらずらと。いつも思うんだけどこれ、値段が高い方の店は何やってるんだろう。客なんてそんなにあれこれ調べまくらないだろうとタカをくくっているんだろうか。閑話休題。ショップも楽天はじめ有名ショッピングモールのところが上位に出てくる。正直安くない。
 ふと思い出してYahoo!JAPANのウェブ検索。Googleの検索結果にないものが結構面白い。Yahoo!ショッピングの店が多めな気がするのはご愛敬。Googleの結果には出てこなかった、地方の店舗なんかも出てきたし。そこが安かったので決定。

 それ以来、FirefoxからGoogleツールバーを削除して、ちゃんとYahoo!も併用するようになった。そしてYahoo!の方が個人的ヒット率が高い気がする今日この頃。Googleはメジャーで王道なものが間違いなく上位に表示される。それに対してYahoo!は、要はそういう結果を出す精度が低いということなんだろうけど、「お」と思う変な情報が混じってくる。で、ヘンナモノを探している時には後者が合っているかもと。ぜひこのまま精度上げないでほしい>Yahoo!

 で、今はFirefox標準の検索ボックスを使っているわけだけど、いちいちGoogleとYahoo!を切り替えるのが面倒すぎ。拡張機能で、検索ボックス1個で複数検索エンジンの結果を別タブで表示するようなのはなかったっけか。フリーウェアでそういうものは結構あるけど、それのために常駐モノを増やしたくないので。